高利回りのソーシャルレンディングで資産運用する
FXや株式投資のような売買により利益を上げる資産運用とは全然異なる「ソーシャルレンディング」という資産運用が最近注目を集めています。
ソーシャルレンディングとは最近はやっているクラウドファンディングの一種で「お金を借りたい人」と「お金を投資したい人」を、インターネットを通じて結びつけるサービスで、インターネットを活用することで低コスト経営を行うことが可能なため借手には低金利、投資家には高利回りという形で利益を大きく還元することができることが可能で、ここ最近では大手業者も参入し始めるなど盛り上がりをみせつつあります。
世界全体のソーシャルレンディング市場は巨大で世界大手5社だけでも、1兆円規模に達します(2014年、Liberum調べ)。矢野経済研究所の調べによると、日本でも市場規模は増加傾向にあります。
ソーシャルレンディングのメリット
ソーシャルレンディングはサラリーマンや主婦の小遣い稼ぎに向いたお手軽かつ比較的高利率の投資商品であるため最近急速に人気が高まりつつあります。
ソーシャルレンディングは通常の預金やFX・株式などの投資に比べて以下のメリットがあります。
5〜10%ぐらいの高利率
ソーシャルレンディングは、国内にいながら手軽に高利回り商品を手に入れられるのが最大の魅力。予想利回りは5-15%程度の商品が多く、利回り5%前後の案件が最も多くなっています。当然、案件内容によって利回りが異なり、リスクが高めの案件だと15%という高利率のものもあります。
個人向け国債10年は0.2%程度、預金は0.025%程度と通常の債券や預金の利率に比べて、ソーシャルレンディングサービスは利回り平均5%程度といわれています。たとえ5%の利率としても、現状の国内預金の金利水準からすると遥かにたかい金利水準で運用できるのが魅力の1つです。
例)ラッキーバンク 利率10%・22ヶ月のファンドと定期預金の比較
数ヶ月単位の短期での運用が可能
運用期間は1ヶ月から最大36ヶ月程度の案件まで様々。自分の投資スタイルに合ったファンドを選択する事ができます。例えば、3ヶ月・10%の利回り案件で50万円の出資をした場合、満期で配当金12,329円をもらうことができます。ただし、途中解約ができないため、その点では注意が必要です。
一度投資してしまえば放っておいて良い
ソーシャルレンディングは案件を決めて出資したあとは満期を待つだけ。融資期間は何もすることも無く満期時に副収入を得ることが出来るのが最大の魅力。チャートを毎日確認したりする必要はありません。その点サラリーマンや主婦などは本業に影響を出すことも無く副収入を得ることが出来るのです。
1万円程度の少額投資が可能で敷居が低い
ソーシャルレンディングは業者にもよりますが少額 1 万円単位で投資が可能で、資産状況に合った運用方法を選ぶことが可能です。
今まで富裕層にしか機会が得られなかった大きな資金を必要とする案件がオープンになり、少額からの投資が可能となっているのです。
口座開設・維持・取引手数料は、一切が無料で投資口座内での投資実行や 分配金入金にも手数料はかからないので、面倒な計算も不要です。
今のところ元本割しているケースがほぼない
ソーシャルレンディングのリスクは借り手の倒産リスクですがーシャルレンディング事業者が資金の借り手をきちんと審査するので、倒産率が低くなっているのです。
また、多くの業者はお金を貸す際に不動産担保をとりますので、最悪借り手が倒産しても、担保の不動産を売却できます。担保の不動産を売却できるということは、お金を出した皆さんの元にもお金が戻ってくる可能性が極めて高いということです。
ソーシャルレンディングのデメリット(リスク)
ソーシャルレンディングは投資の1種となりますのでデメリットの面が無いわけではありません。
思わぬトラブルを防ぐためにもソーシャルレンディングのデメリットを十分理解した上で投資を開始しましょう。
途中解約できない
株式やFXならば、その都度、売買が可能ですが、ソーシャルレンディングの特徴として、「満期まで保有する」ことが条件なので途中解約ができません。ただし、最短1ヶ月〜の短期間での運用も可能ですので、自分の投資スタイルに合ったファンドを選択する事ができます。
利回りは確定ではない
投資先の事情により当初期日より前に一括償還される場合がありまる。この場合、利息収益は期日前償還日に合わせて再計算されるために当初予定額を下回る場合があります。
元本保証ではない
国債や社債、不動産投資信託の一部など元本保証のある投資もありますが、ソーシャルレンディングサービスには元本保証はありません。
ただ万一の場合に備えての不動産担保付きのプロジェクトを選ぶなどで、万一の場合は担保物権の売却により投資金が返ってくる可能性が高く、実際に貸し倒れになったケースはいまのところほぼゼロだったりはします。
ソーシャルレンディングを始めるには
ソーシャルレンディングを始めるステップは証券会社やFXの口座開設とほぼ同じ流れでとても簡単です。
まず、ソーシャルレンディングを行ってる業者のHPで口座開設登録を行います。その後本人確認資料送付を行い、先方にて本人確認が完了した時点で口座にログインが可能になります。その後投資口座に投資資金を入金すれば準備完了です。
おおむね口座開設入力から本人確認が完了するまでは業者によって期間はまちまちですが2〜5営業日程度の時間を要します。
ログインが可能になれば各社とも投資ファンドの一覧が見れるページがあるため、募集中のファンドの中から、「利回り」「運用期間」「投資可能金額」とファンドの概要、さらには担保の状況を確認し、リスクとリターンを考慮の上、投資実行ボタンを押して指定額の投資を実行するだけです。
あとは、毎月配当が支払われるため、満期まで気長に待つ、という流れになります。
ソーシャルレンディング業者を選ぶポイント
最近注目をあるめつつあるソーシャルレンディングですが、手がける事業者が急増してきており業者選びに悩むこともあるのではないでしょうか?
ソーシャルレンディング事業者を選ぶにあたっては以下のポイントをチェックして業者を選ぶようにしましょう。
正規の届け出を行っている
日本国内では金銭を使った融資事業を行うために、貸金業の登録が必要です。また、ローンファンドの募集を行うためには金融商品取引業の登録も必要です。どの業者もHPに会社概要が記載されているはずで、登録業者である場合は必ず登録番号が記載されていますので、必ず確認しましょう。もし貸金業と金融商品取引業の登録番号を持っていない業者である場合はかなり怪しいので取引をしないようにしましょう。
リスク低減のための考慮があるか
ソーシャルレンディングのリスクは元本保証でないところです。そのため、業者によっては投資者のリスクを下げるために融資の条件として不動産を担保にしているものや、保証会社をつけて、融資先が返済できない場合に、代わりに返済をしてくれる、といった投資者保護策が用意されているものもあります。
融資実績が豊富か
当然過去の実績が豊富かつ過去融資の回収ができなくなった案件がゼロの業者のほうが選んで安心です。各社とも運用実績が公開されているケースが多いため、過去の運用実績も参考するするとよいでしょう。
人気のソーシャルレンディング・クラウドファンディング事業者一覧
好利回り案件は募集開始後数日で締め切りになるため、無料の口座開設を早めにしておくことがオススメです。
利回りの高さで選ぶのならみんなのクレジット、保全性を追求するなら全案件不動産担保を設定しているラッキーバンクがお勧めです。