トヨタの社内レートは 102 円
為替のひとりごと 2016/08/14
トヨタ自動車は8月4日、2017年3月期の営業利益が1兆6000億円(前年比43.9%減)になりそうだと発表した。期初予想に比べても1000億円の下方修正となる。
主因は今期の想定為替レートを従来よりも円高に見直したことによる。年間ベースでは、1ドル=105円から102円へ、1ユーロ=120円から113円とし、これだけで1850億円の減額要因となる。前年実績との比較では、為替変動だけで実に1兆1200億円分の利益を押し下げることになる。
ただ、今回の下方修正を過度に悲観する必要はない。その理由の第1は、為替で1850億円の減額になるにもかかわらず、営業利益の下方修正幅は1000億円にとどまっていることだ。
東洋経済オンラインより
ここからわかることは、日本最大の輸出企業であるトヨタが抱える精鋭部隊の財務部門がドル円の大幅反発は期待できないと判断し、社内レートを変更しているということです。
世界のトヨタが見ている為替相場観では大幅な円安の流れは想定しておらず、結果当面上げ下げはあるとしても平均すると102円あたりに落ち着く、ということなんでしょうね。
となると、1ドル110円のような水準に戻る可能性はかなり低いと考えてもいいのかも、とも思ったり。
様々な記事にも書かれていますが長期的には円高方面のかな?と個人的にも思っています。